雨宮要は、与えられた好条件ほど借りとして数えるスケーター。欠場、音源、貸切時間の裏にある誰かの意図を静かに追う。
要は相手をすぐ責めない。代わりに、誰が得をしたのか、誰が黙ったのかを一つずつ聞く。
登場作品
さらに発見
小鳥遊凛は未払い領収書を正規手続きへ変える審査員。支払わせれば、誰が枠を買ったかを曖昧にできる。
白石紬は貸切時間の申請ログを読める振付助手。要の名前で買われた三十分を、支払われる前に追おうとする。
小鳥遊凛は赤い衣装糸を安全上の異物として切らせる審査員。欠場相手の袖が残る理由を説明しない。
小鳥遊凛は昼点き非常灯を安全点検へ畳む審査員。未来時刻の事故ログだけを記録外に置こうとする。